大豆からきな粉を作ったよ。
3年生が、野ぎくタイム(総合的な学習の時間)で育て、収穫した大豆を使って『きな粉』作りを行いました。
まずは、大豆を濡らしたふきんで包んでギュッギュッともみ、表面をきれいにしました。そして、フライパンで中火で煎ります。「中火って、どのくらいかなぁ~?」と火加減の調整をする顔は、真剣そのもの。煎っているうちにだんだん香ばしい香りが広がってきて、みんな鼻をクンクン。「いいにおいや~。」「ナゲットのにおいがする!!(ナゲット!?)」などと、香りの変化を楽しんでいました。
20分ほどじっくりと煎ってから、1つずつ食べて煎り加減を確認。「豆まきの豆とおんなじやっ!!」「おいしいっ!!」と、このまま食べてしまいたそうな人もちらほらと(笑)。
今回は、「全部自分たちでやってみたい」ということで、粉にしていく作業もすべて手作業でやりました。煎った大豆を軽くたたいて砕いた後、すり鉢とすりこ木ですりつぶしていきます。
初めは慣れない様子で悪戦苦闘していましたが、10分もたつと、だいぶ様になってきました。交代しながら根気強くすり続けること、およそ30分。手に伝わる感触がフワフワとしてきたところで、ふるいにかけて、やっときな粉の完成です!
できあがったきな粉は、『白玉だんご』と『わらび餅』で味わいました。何を作ろうかとみんなで相談した結果、多数決でこの2つに決まりました。全員で2種類作るのは大変だろうということで、希望をとって『白玉だんご』班と『わらび餅』班に分かれて作業することにしました。
『白玉団子』班は、ポロポロとなかなかまとまらない白玉粉に悪戦苦闘。やっと耳たぶくらいの硬さにこねられてからは、楽しそうに丸めていました。はじめは丸かった団子が、だんだんハート型や星型に(笑)。お湯でゆでてプカプカ浮かんでくる様子も楽しんでいました。
一方、『わらび餅』班は、わらび餅粉と水を入れた鍋を火にかけて、じっくりと混ぜ続けます。だんだん半透明のかたまりが混じって出てくる様子に「見てっ!見てっ!!」と大興奮。『白玉だんご』班も興味津々でのぞきに行っていました。その後も練り続けると、粘りのあるわらび餅が仕上がりました。「今何個?」「一人いくつずつ食べられるかなぁ?」と言いながらスプーンで一口大にわけて完成です。
一人分ずつ小皿に配膳するときには、みんな真剣。不公平にならないように相談しながら分けていました。最後に、自分たちで作ったきな粉をたっぷりかけて、いただきま~す♪みんなで作ったきな粉の味は格別だったようで、全部食べてしまったあとにきな粉だけのおかわりに行く姿も。食べ終わったお皿は、なぜかピッカピカでした(笑)。
1年間の大豆を通しての学習の、いい締めくくりとなりました。